世界遺産 富士山を望む宿 富岳群青

コンセプト

伊豆の旅の心地よい疲れを優しく包み込んでくれるエントランスは、大自然の中に建つモダンで高級感あふれる美術館のような佇まい。エントランスにひろがるウォーターガーデンは、眼下の大洋の煌めきを集めて、ここが水に祝福された離宮であることを象徴しています。

ロビーから続く回廊の先には8つの離れの客室。そこは海に面したデッキテラスを備え、全室露天風呂付きの贅沢で高級な空間。海が茜に染まる夕暮れや、静かな朝焼けのとき、雄大な眺めをテラスのデッキチェアから、また湯船から飽くことなく眺める時間を、何よりも大切にした宿です。

PhotoGallery

細部にまで行き届いた「美」を写真でお楽しみ下さい。

世界遺産 富士山を望む宿

Detail

地魚と旬鮮野菜

お食事専用の個室で味わうお料理は駿河の海の幸。地元でとれた朝摘み旬鮮野菜を富岳群青特製のフレンチ和食で。朝食のバスケットは、ベッドやテラスなどお好みの場所で。

離れ八室

わずか8つの客室。大きな窓や広いデッキテラス、専用露天風呂を有するお部屋からの景色にきっと歓声をあげられることでしょう。雄大なパノラマを露天風呂の湯船から心ゆくまで。

里山集落

国道から里山への急な小径をのぼると突然ひらかれた台地。かつては近在の子供たちが通う学舎だった静謳なる土地には今も優しい時間が流れている。

富岳群青

富岳は富士山の別名。群青は青い群、たゆとう海を表す。宿からの絶景。海に浮かび立つような富士の山、その風景を四文字の宿名に写した。

水の里恷

富士の白雪、駿河の海、そして里山にあふれる水、ここは美しい水を湛えた離宮。「恷」の字は、心と休で「幸い」、里に休む心は「幸福」を表す。

富岳群青を創った人々

Creators

  • 関 重喜

    設計

    本館と客室棟を南北に二分し双方を心地良い距離感の渡り廊下で結び、水庭を配しました。格子の堀は外からの視線を遮りつつ、光や風、自然の恵みを自在に採り込む設えとしました。自然の息吹は建築と美しく融合し、五感を刺激してやまない開放的なプライベートスペースが誕生しました。古材を用いた温もりの客室。日本固有の空間日である「間」を具現し、海へと大きく開いたデッキとの一体感は、そこにひとつの宇宙を形成しています。

  • 大場 玲子

    キーイメージ ヴィジュアルアート制作

    日本列島には霊峰富士を起点とした幾つもの気脈が存在するといわれます。それは神社仏閣や数多の聖域を結んだレイラインのようなものでしょうか。またそうした地は同時に龍脈、地下の鉱脈ともシンクロし、豊かな鉱山や温泉地であることも多いと聞きます。富岳群青の地に立ち、気の流れに触れ、大いなるエネルギーの軌道を感じた私は、一気に筆を執りました。

  • 田代 和男

    館内アート アイアン制作 鉄の蔵

    里山に降った雨が、音を立てて大地を潤しながら海に流れ込む。肥沃な土地には四季の花が咲き誇り、見晴らせば富士の山。そのあまりに有機的な世界へ無機質な鉄を媒介とした館内アートを、というオーナーからの要請は、一制作者を奮い立たせ、そして悩ませました。そのひとつの達成は、ぜひ訪れた旅人ひとり一人の審判に委ねたいと思います。

  • 西巻 信一郎

    プロデューサー

    お部屋の露天風呂からの海と富士山の眺め。特に、夕陽に照らされた赤富士は最高の想い出になることでしょう。日本の美しい村落を残した原風景、花々。国内外のお客様にこの国が誇る優美な世界に浸り、日頃の時間を忘れ、ゆっくりと過ごしていただけたらと考えました。チェックアウトを12時とし、贅沢な旅を存分に愉しんで頂きたいと思います。温泉、お食事、寝具、アメニティにいたるまで細心のこころ配り、最良のアイテムを取り揃え、お客様をおもてなしさせて頂きます。